デジタルドミナント戦略
本日は、デジタルドミナント戦略について簡単にご説明したいなと思います。ドミナント戦略という用語がありますが、チェーン展開をしている企業が出店する際に1つのエリアに集中的に出店する戦略のことを意味します。1つのエリアに集中することにより地域内での認知度を効率的に高めて地域の売上シェアを獲得する戦略です。1店舗ごとの商圏を少しずつ被らせて出店を行っていきます。
このドミナント戦略のデジタル版ということでインターネット通販に於ける多店舗展開をデジタルドミナント戦略と呼んでいます。この言葉は、確か前職の上司である藤崎さんが使い始めたと記憶しています。違ったらすみません。
具体的には?
当社では、デジタルドミナント戦略をベースにまずは独自ドメインサイト(本店)の構築を提案しています。その後、本店をベースに楽天市場支店、Yahooショッピング支店、amazon支店、ディーエヌエーショッピング支店、ヤマダモール支店、ポンパレモール支店等にドミナント展開をしていきます。出店のプライオリティーは企業ごとに変えていますが、基本的には市場が存在している(流通総額が多い)モールを高く設定します。なぜ、ドミナントと使っているかはそれぞれのモールで顧客層が少なくとも数%ほどは被る(商圏が被る)ためです。
ユーザーは、楽天市場で購入する時もあればamazonで購入する時もありますので、WEB上の全国商圏でも被っているのです。
なぜ多店舗化するの?
理由は、前述の通り数%ほどの顧客層の被りしかありませんし、それぞれのモールにはそれぞれのユーザー(市場)が存在しているためです。 独自ドメインのECに於けるシェアは商材によっても異なりますが30%〜40%程度しかありません。残りの60%〜70%を取りたいならモールに打って出る必要があるのです。
モールって手数料が高くて利益が出ないって聞いているけど?
モールとの距離感・つきあい方次第だと考えています。本店をきちんと育てていれば依存することなく、モールとのうまいつきあい方ができます。(=利益をだせる)
うまく活用するという意識を経営者が持つことが大切です。
結論
出店は計画的に。